夏の暑さは年々ひどくなってきている気がしますよね。
毎年どこかの場所で最高気温が更新されたりしてニュースになっています。
急激な暑さなどにより熱中症にかかり、
病院に救急車で運ばれるといった方々も年を経るごとに増加傾向にあります。
気温所上昇に関しては地球温暖化の作用も関係しているものと考えられます。
ですから夏の気温を下げるといったような事は、
私達個人の力でどうにかなるようなものでもありません。
とはいえ、暑さ対策は行わないことには、
どうにもこの暑い夏は乗り切るのは大変ですよね。
そのため個々で暑さ対策をしていかなくてはならないのです。
そこで、夏において部屋の暑さ対策はどのようにすればいいのでしょう?
◆どうして窓に対策が必要なのか?
部屋を涼しくしようとした場合、すぐに思いつくのがクーラーです。
しかし、クーラーの使いすぎは身体の調子が崩れる原因にもなりかねません。
また電気代も気になるところです。
じゃぁ扇風機はどうかといえば、
扇風機程度では、なかなか真夏の部屋の暑さを凌ぐことはできません。
もっと根本的な夏の暑さ対策として、
まずは窓を創意工夫してみることをオススメします。
部屋の中の気温が上がってしまう一番の原因は太陽の光の影響です。
そして、その太陽の光が侵入してくるのが窓となります。
実は。。。
部屋の温度が上がる原因の約70%が窓を通してくる太陽の光による熱です。
ですから暑さ対策として行うべきことは、
エアコンなどに依存するという事はせず窓に対策を行いましょう。
◆窓への暑さ対策はどのようにすればいいのでしょう?
近頃では、夏によく見かけるよになった、
ゴーヤとか朝顔などを活用したグリーンカーテンなどがあります。
こういったものは電気代もかかることなく、
天然のものをうまく使って日差しをカットするのでエコ的にも良いです。
このような自然由来のグリーンカーテンにつきましては、
ただ単純に太陽光をカットするのは言うまでもなく、
窓の外に設置するものですから、室内に熱がこもらないんです。
カーテンなどの場合、もちろん太陽光を遮りますけど、
部屋の内側であるためにカーテンと窓の間にどうしても熱がこもりやすいのです。
ですからグリーンカーテンは部屋の暑さ対策として効果的なのです。
ただ問題点としては、アパートやマンションなどの賃貸物件においては、
グリーンカーテンなどは設置しにくい場合があると思います。
そのような場合なら、
カーテンを遮光カーテンにしてみると部屋の温度は全然違ってきます。
部屋の内側であるために、
カーテンと窓の間にどうしても熱がこもりやすいのですが、
一般的なカーテンですと光を通してしまいますから、
比較すると十分に暑さ対策になります。
このように強い陽射しが直接部屋に届くことによって
室内温度が高くなってしまうのです。
そのため、窓からの直射日光をブロックすることにより、
室内温度の上昇を抑えることができます。
まずは太陽の光対策として窓に対して実施できることをしてみるべきです。
◆窓を上手に利用して部屋を涼しくするためには?
部屋の中にいると暑く感じてしまう原因は、外の気温が高い影響もあります。
外は暑いとはいえ、部屋の中と比べると外の方が涼しいですよね。
その違いは、空気の流れがあるかないかに関係しているのです。
外においては空気は閉じ込められる事もなく、
風も吹いていますから常に空気は一定の場所でなく、流動的です。
それに対して部屋の中の空気はどうでしょう?
窓を開けていても風が無ければ循環しませんから、
熱くなってしまった空気は、そのまま部屋にとどまってしまいます。
ですから家の中が暑いのは、空気が流れていないことが原因となります。
では、空気の流れを部屋の中に作るのはどうすればいいのでしょう?
それを行うためには窓を利用することです。
窓ってただ全開で開けておけばいいというものではありません。
風を通しを良くするための窓の開け方があります。
それには、部屋にあるすべての窓を開けるのではありません。
開けかたのポイントとしては、
風が入り込む側の窓と反対方向の窓の2ケ所の窓を開けておくことです。
風が侵入してくるほうの窓は全開で開放して、
風が出て行く側の窓は少し開けておく感じの状態にしておくのです。
そうすることで、空気の流れができ部屋の空気は循環します。
・風が吹いていない場合はどうすればいいの?
仮に一切風が吹いていないというようなケースでは、
2箇所の窓のうち、風が出て行く方の窓に向けて扇風機を回してみてください。
そうすることで部屋の空気が循環します。
◆最後に
このように暑さ対策として窓に工夫したり、
窓をうまく利用することで部屋の温度はそれまでと変わります。
ですが、それでも暑いですから、ここで初めてエアコンの力を借りましょう。
窓に対する暑さ対策をしていない場合にエアコンを使用した場合と、
対策後にエアコンをしようするのとでは電気代がかなり違ってきます。
また、部屋の温度がさがる時間の長さが違ってきます。
最近は我慢できない暑さの日もありますが、
窓の使い方を工夫するだけでも体感温度は変わるので是非実践してみてください。