結婚式と言えば余興があって当たり前。
その分の時間をわざわざとって、というのが通常のスタイルです。
余興というものは、みんなが楽しむという事をはじめ、
結婚式を印象つけて良い思い出を作るためというのがあります。
また、新郎新婦だけでなくその家族を知ってもらうため、
お近づきになってもらうためにゲームに参加してもらう、
といった意味合いを持っています。
しかし、今では半数の新郎新婦が余興を友人に頼まないといったデータもあり、
余興なしの披露宴を行う人達も増えてきました。
◆どうして余興なしなのか?
披露宴は行うが、より内輪だけの人数で執り行うため、
盛り上げ要員がいないというのも理由の一つでしょう。
少人数でパーティのように行う結婚式が増えつつあるので、
余興なしのスタイルに変わってきています。
また一部だけの友人に負担をかけたくないといった意見も多いのも事実です。
余興でもいろいろあります。
また、人により面白いかどうかのポイントも随分ちがいます。
そのため一生懸命余興をやるにせよ、ホントにそれはホントに必要なのか?
というくらい不要だと思う人も結構いたりします。
余興があるのが前提だったシニア世代の方や上司世代は、
戸惑いもあるかもしれません。
余興がある披露宴よりも、静かな結婚式になる事は間違いないでしょう。
では何故余興がない披露宴を選ぶのか、それにはメリットもあるからなのです。
◆結婚式で余興なしにするメリット
まず余興の時間を新郎新婦が、
ゲストの方のテーブルを回る時間に回せるのがメリットです。
わざわざ披露宴に来てくれた友人がいるのに、
まともに話をできないまま式を後にしたという事も少なくないですよね。
来てくれたゲストへの挨拶と、
プチギフトをプレゼントするコーナーにするのもおすすめです。
キャンドルサービスの時間も多めに取れるので、ゆっくりと回れますね。
また歓談の時間が余興の時間となる事が多く、
せっかくの食事ですが、
箸を置いて余興を見なければならないといった事があります。
結婚式では食事のメニューも凝らしたものが多いので、
できればそのおもてなしも楽しみたいですよね。
余興がない事で食事を十分に楽しめて、
ゆっくりとした時間で食べれるのが嬉しいといったゲストの意見もあります。
◆余興なしでも楽しめるのだろうか?
また結婚年齢も上がってきて、ワイワイと騒ぐ披露宴ではなく、
しっとりとした大人の静かな披露宴を求める人も増えてきています。
そして新郎新婦側に余興で楽しんでもらう、といった考えから今は変わって、
新郎新婦側がおもてなしをしたい、
という気持ちで結婚式をあげる人が増えています。
余興を頼まれた人は当日落ち着かない緊張感の中、
食事も喉を通らない人もいるかもしれません。
時間というのは結構早く過ぎてしまうものです。
余興がなくとも、料理や久しぶりにあう友人知人、親族どうしでの話など、
ゆっくりできるというのもよい機会になるはずです。
このようにゲスト全ての方に平等に楽しんで頂きたいという気持ちから、
余興はなしと潔く決めるカップル増えています。