夏になると美味しい枝豆ですが、枝豆と大豆は同じものになります。
枝豆は未成熟な状態であり、成熟したものが大豆になります。
未成熟で収穫させることで瑞々しい味を楽しむことができ、
熟成させたことで味や風味が楽しめるという違いがあります。
どちらも美味しいですが、そこで気になるのが、栄養素の違いだと思います。
枝豆と大豆の栄養って同じなんだろうか?
◆枝豆と大豆の栄養って同じなの?
枝豆も大豆も基本的に含まれている栄養に違いはないとされています。
ただし栄養価(栄養の量)やカロリーが異なってきます。
どうして同じ食べ物なのに栄養の量が違うのか?
それは大豆の方が成熟している分だけ、
カロリーや栄養が高くなっているという特徴があるからです。
枝豆と大豆に含まれる栄養素には、
・炭水化物
・脂質
・食物繊維
・ビタミン類
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン
・鉄
・亜鉛
などがありますが、上記の栄養素においては大豆の方が多く含まれます。
じゃぁ枝豆を食べるよりも大豆を食べたほうが栄養の量的にはいいのかな?
と思うかもしれません。
しかし、枝豆は大豆と違い、
未成熟で青いため緑黄色野菜のような一面を持ちます。
そのためビタミンAやビタミンCやβカロチンなどは枝豆の方が、
豊富に含まれているというのが特徴です。
特にビタミンCは大豆にはなく枝豆にはある栄養素です。
このように枝豆と大豆は含まれる栄養は基本的には同じなのですが、
栄養の量に違いがあるんです。
◆違いは栄養価だけでない?!
枝豆と大豆は同じもの(種)なのですが、農作物としての種類は違います。
枝豆・・・野菜
大豆・・・マメ
同じものでありながら、
違う食べ物として取り扱われていると言ってもいいと思います。
もちろん味も違います。
食べ方としても、枝豆は茹でて塩だけで食べても十分に美味しいです。
一方大豆は煮豆もありますが、
豆腐や納豆、醤油など更に姿かたちを変えます。
また栽培するにあたっても、
枝豆用の苗と大豆用の苗とは品種改良によって違います。
また収穫時期も違ってきます。
枝豆は夏です。
夏は気温が高くよく汗をかきますよね。
その汗と一緒に排出されるのがビタミンBやビタミンCなのです。
ですから夏に枝豆を食べると言うのは非常に理にかなっているといえます。
◆最後に
このように枝豆と大豆は同じものであっても違うのです。
含まれる栄養価(量)が違います。
ですから食べ方やたべる季節を変えることによって、
枝豆や大豆は、いろんな効果を発揮できます。
例えば、ダイエットや健康などに活用していくこともできるといえます。
大豆を健康やダイエットに利用するという場合には、
煮付けや納豆、豆乳などとして取り入れることができます。
取り入れることによって食欲を抑制したり、
便秘の解消に役立つ、代謝を改善する効果などを期待することができます。
枝豆の場合には、おやつや食事として取り入れていきます。
低カロリーながらも栄養価が高いため、
他のおかずを減らしながらもしっかり満腹感を得ることができるようになります。
また、カリウムが豊富なため、
むくみを改善したり、便秘を解消するのに役立ちます。
しかし、塩を振ってしまうと塩分過多になってしまうため、
なるべく塩を少なめにするか、
塩を振らないで食べることが理想的だとされています。
枝豆と大豆どちらともイソフラボンという、
女性ホルモンに似た働きのする成分が含まれています。
そのため食べ過ぎてしまうとホルモンバランスを崩してしまうことがあるため、
適量を摂るように心がけることが大切です。