近年、信号は薄型に置き換えられてきています。
以前の信号はもっと幅がありましたが今ではペラペラになっています。
信号が薄型に変わってきている理由はどうしてなのでしょう?
◆信号が薄型に変わってきている理由はどうしてなのでしょう?
信号が徐々に薄型になっている理由としては、
・LEDの採用
・薄型によるメリット
などが挙げられます。
◆LEDの採用
LEDは家庭やオフィスで導入されているように従来の蛍光灯よりも省電力です。
1つあたりの信号では電気の使用量は微々たる違いでも、
それが全国となればかなりの差に至ります。
そしてLEDは球切れも10年と言われていますから取替費用対策にもなります。
LEDの採用により薄型にできるようになりました。
◆薄型によるメリット
信号機の薄型化によって信号は軽量になります。
ですから、取り付け作業の負担軽減や、
輸送コストの削減といったメリットも生まれます。
薄型化は保管スペースの節約にもなります。
LEDは、どの角度またはどの時間帯でも信号機の色の識別がしやすいです。
つまり視認性の向上は西日対策が不要になる分だけコスト削減が実現します。
例えば。。。ひさし。
視認性の良いLEDを採用しているので、ひさしが不要となっています。
また、ひさしがなくなった結果デザインが全体的にフラットになりました。
すると強風が発生しても風の影響が小さくなり破損のリスクが軽減されます。
さらには、ひさしがないので信号に雪が積りにくく破損が軽減できます。
◆薄型によるデメリットについて
信号が薄型に変わってきている理由は、
総合的にメリットが大きいからだと結論づけられます。
ところがいいことばかりではありません。
雪国では吹雪の影響で信号のライトの部分に雪が張り付いて覆われてしまい、
真っ白になるデメリットが生じました。
このようになった原因としては、
・LEDを採用したことによる発熱量の低下が原因
・ひさしがなくなったこと
といった事が考えられます。
従来の信号機は西日対策の「ひさし」があることで、
そこに雪がつもってしまうというデメリットがありました。
そこで信号機を縦にしたり、ヒーターを取り付けたりして対策してきました。
今後LEDもそのように今後対策を施したバージョンになるものと考えられます。