お彼岸ってお墓参りのイメージがあります。
しかし。。。実際「お彼岸てなに?」と聞かれると答えることができない。
なんとなくわかっているようなわかっていないような。
言葉自体はよく聞きますけど何をするのか?なんなのか?
自分でわかるようにまとめてみました。
◆お彼岸とは、いつからいつまでなんでしょう?
「お彼岸の季節ですね。。。」
「そうですね。。。」
「すいません、ホントはよく知らないんです。」とは言えません。
お彼岸は春と秋に2回あるんです。
春分の日
秋分の日
これらを真ん中の日として前後の3日間を合わせた合計7日間が
「お彼岸」となります。
具体的にはいつなのか?
春分の日と秋分の日は毎年決まった日じゃないんですよ。
2015年ですと
3月21日(土)
9月23日(水)
2016年は3月20日(日)、9月22日(木)
2017年は3月20日(月)、9月23日(土)
近いんですけど微妙に違います。
ですから「そろそろお彼岸ですね」などと秋口に会話したならば
それは2015年でいえば、
9月23日の前後3日間を足した7日間のことなんだな。。。と
◆お彼岸てなんですか?
お彼岸の季節は理解出来ました。
しかし、
そもそもお彼岸てなんですね?
「彼岸」という言葉は「煩悩を脱した悟りの境地」のことです。
つまりあの世のことです。
どこにあるのか?というと西にあるそうなのです。
それに対してこの世のこと
「煩悩や苦悩に満ちた世界」のことを「此岸」といいます。
場所は彼岸の西に対して東に存在します。
春分の日と秋分の日というのは太陽が真東から昇り真西に沈みます。
つまり真西に太陽が沈む方向に「彼岸」=極楽浄土がありますから、
春分の日と秋分の日は、
はっきりとその場所がわかる日でもあります。
夕日の写真を見ると、道標のように光の道ができていますよね。
この道を行けば極楽浄土へ行ける、
あの世(彼岸)とこの世(此岸)が限りなく近づく期間とされたわけです。
◆お彼岸て何するの?
お彼岸は極楽浄土に最も近づけることができる日なんだということはわかりました。
では、お彼岸て何するの?
もともと日本人は農耕民族で太陽の恵により生活を営んできました。
ですからもともと太陽には感謝する風習があり、
そこに仏教的な考えが重なりお彼岸となったわけです。
だから仏事としてのご先祖供養を行うことで
いずれ自分も極楽浄土へ行くことが出来ると考えられました。
昔から、彼岸には先祖の霊を敬い墓参りをする風習があるのはこのためです。
◆まとめ
お彼岸とは?
[su_note radius="5"]・春分の日と秋分の日を挟んだ年2回の7日間・あの世(尊い場所)に一番近くなる日
・お墓参りなど供養することで自分も極楽浄土に行けるようにする日
[/su_note]
以上がお彼岸とは、そもそもなんであるかということのまとめです。