ご飯を食べた後に横になってゴロゴロしてテレビを見ていると、
決まってお母さんが
「あんたご飯食べてすぐ横になったら牛になるよ」とよくいっていました。
そんなばかな。。。とよく思ったことを覚えています。
さて食後に横になることで牛になる。。。とは
その言葉のイメージからでしょうか?
食べた後にすぐに横になると牛みたいな体型になるのかな?
つまりは太るの?かな?
◆食後すぐに横になると肥満になりやすいと言うのは本当?
結論は「太りません」
肥満体型になるのは食べてすぐ横になる事と関係ないのです。
「食っちゃ寝食っちゃ寝してたら太ったよ。。。」という人もいますが、
それは食べて寝るというよりも、
「お腹が空いたら食べる」というただの習慣から起りえることで、
食べて起きてても同じです。
つまりどういうことか?
要は食べ過ぎであり食べる食材と栄養バランスの崩れが原因で太るのです。
もう少し具体的に見ていくと。
人には基礎代謝というものがあります。
基礎代謝とは、わざわざ運動しなくても常に使われるエネルギー。
たとえば心臓が動くことや血液が流れることなど
意識せずとも生命活動に不可欠な運動に必要なエネルギーのこと。
30歳から49歳くらいの女性で
体重が53キロならば基礎代謝は1150キロカロリーになります。
極端な話一日の摂取カロリーが1150キロカロリー以下なら
いつ食べようが、食後に横になろうが太りません。
ずべて消費されちゃいますからね。
食後にすぐに寝ると太るというのは必要以上のカロリーを摂取しているからです。
◆食後すぐ横になるのは良くないことか?
食べてすぐ横になるのと太ることは全く別の話であることがわかりましたが、
そういったイメージがあった以上
やはり食べて寝ることは良くないのでは。。。と思いますよね。
食べてすぐ寝ることのデメリットはありません。
むしろ食後に横になるのは実はいいことなんです。
どんなメリットなのか?というと
食後は、ゆったり横になったり眠ったりする方が消化を助けることになります。
どういうことか?
食事をして胃に食べ物が運ばれます。
そうなると胃が消化という運動を始めることになりに血液が集中します。
そこで体を動かそうとした場合その場所に血液が送られることになり、
胃への供給が減り消化に支障をきたすというわけなんです。
ですから胃の消化運動を助けるためにも、
横になり体を動かさないことで血液を胃に集中させるというわけです。
◆まとめ
先にも述べましたが
「食べてすぐ横になっても太らない」です。
一日の必要なカロリー摂取量を
超えすぎないように気をつけることのほうが大事です。
食後はむしろ横になったほうが食べたものの消化を助けることになります。
適切な食事量で食後にすぐに横になることで健康になれるということなんです。