りんごの蜜ってなんかうれしいですよね?
特に意識もせずに買ったりんごを半分位切ると、
真ん中が黄色く透明になっていて、たくさん蜜が入っていると得した気分に。
しかし。。。このりんごの蜜って実は消えて無くなってしまうんです。
「蜜入り」と書いてあるりんごを買ったはずなのに。。。
切ってみると。。。蜜がない!!
詐欺なのか?
間違えたのか?
そんなふうに思ったものです。
しかし実際は消えてしまうというものでした。
目次
◆りんごの蜜は日が経つと消えてなくなるのでしょうか?
あるとりんごを食べようと半分に切ると、蜜がない!!
同じ袋に入っていたりんごにはちゃんと蜜は入っていたのに・・・。
ハズレなのか?
実は蜜が失くなるのは自然なことなんです。
収穫して時間が経つと蜜は消えて失くなるのです。
りんごの蜜は寒い冬をこすための準備。
ですから冬前に「蜜入り」として購入し、
保存しておいた場合
冬を過ぎたリンゴは蜜を養分として全て消化しつくしてしまうのです。
だからといって味に変化があるのではなく甘いままなのですけど、
切った時の見た目が大きく変わります。
蜜ありと期待して切るとそこにはみつがないわけですから
それはもうガッカリ感この上ないです。
だから蜜にも旬があるとうことで
蜜があるうちに食べるよう心がけて見てください。
決してハズレというわけではありません。
・蜜って時期的にはどれくらい持つものなのか?
蜜入りのりんごの品種として有名なのは「ふじ」です。
ふじの場合10月下旬くらいから出始めます。
それを例えば12月初旬くらいに購入したとします。
もちろん買ってきた時にはタップリの蜜入りなのですけど、
年を越すと蜜がなくなってしまいます。
◆りんごの蜜は甘くないんです!!
食べたことある人はご存知かもしれませんが、
りんごの蜜って特に甘くはないんです。
見た感じ蜜がしっかりと出ていて、
ちょうどはちみつが固まった感じといいますか、甘そうに輝いていますよね。
しかし実際食べてみると甘くない。
・ではなぜりんごの蜜は甘くないのか?
りんごの蜜の成分は「ソルビトール」
このソルビトールは酵素の働きで果糖に変わります。
この果糖が甘みです。
しかし、りんごの蜜はソルビトールの状態ですから甘くないのです。
甘いりんごは
このソルビトールがたくさん作られて果糖に変わります。
それでもそれ以上にソルビトールが作られて余剰分が蜜として残るのです。
ですから蜜が多いと甘さは十分にあるりんごというサインになり、
蜜が甘いというわけではありません。
で、この蜜も冬を超えるために果糖に変わっていき、見た目が蜜から変わるのです。
◆まとめ
昔りんごの蜜って、
りんごを売っている人が注射器ではちみつを入れているんだと思っていましたが、
そんな事はなく自然にできるもの。
甘いリンゴであればあるほどできやすいんですね。
(品種はフジ)
しかし、蜜ってりんごの芯の周りに沢山ありますからなんだか悔しいですよね。
結果芯までギリギリ食べちゃうんですけど。。。
味は甘くはないのになんだか食べたくなりますよよね。