鮎の美味しい季節になると塩焼きが食べたくなりませんか?
さてその塩焼きなんですが、
みなさんは内臓(わた)を食べますか?
「やな」などに行き、
鮎の塩焼きを注文しますとまるごと焼いた鮎が出て来ます。
それらは内臓(わた)は、そのままついていて、そのまま食べます。
さて養殖のアユの内蔵は食べても大丈夫なのでしょうか?
◆どうして天然の鮎は内臓(わた)も食べられるのか?
天然の鮎の内臓は何故食べられるのか?
それは餌に理由があります。
同じ川魚で
「イワナ」「ヤマメ」「ニジマス」などがいますけど、
それらの主食は虫などです。
ですから塩焼きにする際には内臓を処理して焼きます。
一方鮎といえば、その餌はコケになります。
天然の苔なので鮎ならではの味と香りになります。
「うるか」といって内臓で作るアユの塩辛があるくらいですから
天然アユの内臓は珍味に値するものなのです。
ですから天然アユの内臓はそのまま食べられるのです。
◆養殖の鮎の内臓は食べることはできるの?
一方養殖の鮎はどうなのか?
先程も言いましたが餌が変わると当然内臓の味も変わります。
養殖アユは何を食べているのか?
養殖アユの餌は魚粉や魚すり身を主成分とした固形配合飼料。
ですから天然物の香りとは違ってきます。
だからといって内臓(わた)が食べられないかといえばそうではありません。
虫とか食べてるわけではないので、
新鮮なうちなら、まるごと全部食べることができます。
つまり天然の鮎であろうと、
養殖の鮎であろうとどちらも塩焼きでは内臓(わた)まで食べられるのです。
◆養殖と天然ではどちらが美味しいのか?
天然アユと養殖アユはどちらが美味しいのでしょう?
これは好みにもよりますよね。
脂が乗ったほうが好きなら養殖だし、
みが引き締まっていて、独特の香り(スイカの香り)を楽しみたいなら天然物。
天然ものは淡白な味わい。
養殖ものは実の締りと香りがイマイチ。
養殖のアユの利点といえば栄養素。
天然アユと比較して脂肪分が多いので、
そのぶん栄養素も多く含まれているというものです。
あとは育つ川の水質でも味は変わってきます。
泥臭い川ですとやはり泥臭い。
そういった場合は内臓は取り除いたほうが美味しく食べられます。
つまり生息する川によってかなり味が違ってきます。
その点養殖は水質にきを配っているならば泥臭さはあません。
それに味はほぼ同じと言えます。
◆まとめ
しかし天然ものとう響きや美味しさももちろんですけど、
でも、養殖ものでも十分おいしいです。
食べかたのおすすめは刺し身よりも塩焼きが一番。
調理方法も簡単で塩をふり、焼くだけ。
炭火焼きですと、じっくり30分以上かけて焼くと
すべてが柔らかくなりまるごと食べられます。