贈り主や贈り先での身内の不幸があった場合
お歳暮って贈ってもいいのだろうか?
何だか贈ってはダメなような。。。感じがするのですけど、
実際の所はどうなのでしょう?
やはり知らない事ですと判断がつきかねますよね。
目次
◆喪中の時はお歳暮は贈らないほうが良いのでしょうか?
毎年お歳暮を贈っている先に不幸があった場合なんですが、
お歳暮は贈っても問題ありません。
その逆に贈り主の身内に不幸があった場合も同様に問題ありません。
・どうして問題ないの?
そもそもお中元やお歳暮には本来の意味合いがあります。
それぞれ半年間お世話になった人への感謝の気持ちを表したものですから、
お祝いごとなどとは違うものです。
年賀状とかですと
「おめでとうございます」ですからダメなのですけど、
お歳暮はお世話になった方への御礼の気持ちですから喪中とは無関係なのです。
◆基本的には贈っても大丈夫ですが例外があります
但し例外として次の点に注意が必要です。
一般的な忌明けは四十九日ですから
四十九日以内なら時期をずらした方がベターです。
・どうしてなのか?
忌中である場合に贈ってはいけないという決まりはありません。
ただもし自分の立場で考えるとどうでしょう?
身内が亡くなり落胆していて、
なおかつ様々なやらなくてはならないことが多く大変です。
また、香典(御供)の意味合いにもなるので控えるほうが無難なのです。
・その場合お歳暮ではなく、どういう形で贈るべきなのか?
お歳暮の時期に忌中である場合は「寒中見舞い」として贈ることができます。
寒中見舞いは喪中などで
年始の挨拶ができなかったときなどに送るものですが、
こういったお歳暮に関しても
松の内(一般的には1月7日。地域によっては1月15日)が明けてから
贈ることができます。
◆喪中の相手に贈る際のマナー
通常お歳暮贈る際には紅白の水引をつけます。
多くは「のし」と「水引き」が印刷されてる「のし紙」ですよね。
しかし、
贈り先が喪中の場合は紅白の水引はかけません。
包装紙もは派手なものは避け無地の短冊を使います。
表書きは「お歳暮」とします
または白無地の奉書紙にお歳暮と入れると良いです。
(無地の奉書紙とは真白な紙のことです)
このように水引は使用せず、無地の短冊にお歳暮と書くのがマナーになります。
◆まとめ
贈り主または贈り先で不幸があった場合でも
「お歳暮は贈っても問題ない」ということです。
但し
・四十九日以内なら時期をずらして寒中見舞いとして贈る
・贈る際に水引は使用しないのがマナー