七草粥というとお正月の行事として有名ですよね。
その七草といえば、
セリ
ナズナ
ハハコグサ
ハコベ
コオニタビラコ
カブ
大根
になります。
しかし本来の七草とは実は秋の七草だったのです。
◆秋の七草粥っていつ食べるんですか?
秋の七草とは
[su_note radius="5"]オミナエシススキ
キキョウ
ナデシコ
フジバカマ
クズ
ハギ[/su_note]
の七種類になります。
花の種類も春の七草と違いますが、行われる行事も違います。
それが「七草粥」なのです。
春の場合はお粥に入れて食べたりするのですけど、
秋の七草は摘んだり口にしたりすべきことではなく
観る為のものというのが通例なので、
「秋の七草がゆ」といったものは見受けられないのです。
秋の七草にはこれといった行事も無いんです。
◆春の七草粥はなぜ食べるのか?どうして秋は食べないのか?
秋の七草の由来は山上憶良が詠んだ歌が由来とされています。
春の七草の場合ですと、
お正月にたくさん食べますよね?
その食べ過ぎた胃を休めるという意味合いもあり七草粥があります。
また青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をするという意味合いもあります。
それに対して秋はどうでしょう?
秋といえば夏の葉っぱが色付き始めて紅葉を迎える季節。
もみじの紅葉はもちろん
彼岸花も綺麗な色合いですし、銀杏並木も綺麗。
金木犀の花もきれいなオレンジ色とよい香りを運んでくれます。
このように秋の訪れを告げる植物はとても綺麗で和みます。
食べ物も秋は充実していますよね。
収穫の秋ですから収穫されてる野菜はもちろん果物なども豊富です。
春の場合と違い食べるものがあまりない状態ではないので
あえて食べる必要もないのでしょう。
◆まとめ
七草粥は秋にも食べるのか?
・秋は七草粥を食べない
・秋の七草は鑑賞用で食べられない
どうして食べないのか?
・秋は日本人が昔から最も好きな季節であり、その季節感を楽む
・秋は春と違い食べ物が豊富
食べられないとは言いますが、
秋の七草は漢方として使われていたりします。
例えば。。。
ススキの根においては解熱に加えて利尿効果。
ハギやキキョウの根には咳止め効果。
ナデシコは浮腫に効果的。
フジバカマは湯船に持ち込むと、かゆみ防止。
クズの根(葛根)は、風邪薬。
などという具合にむりすれば食べられなくもないのが秋の七草でもあります。