花粉症のレーザー治療とは、
鼻の粘膜にレーザーをあてることで表面の皮膚を焼くきます。
そうすることで粘膜の性質を変えさせて、
鼻からの花粉の侵入を防ぎアレルギー反応を鈍らせる治療です。
個々近年はこのレーザー治療を受ける人が、かなり増えました。
しかし、治療を受けたいのですが効くか不安です。
やはり気になるのが術後の経過といいますかレーザー治療の効果。
花粉症はレーザーでの治療方法では効果なしなのでしょうか?
◆レーザーは万能ではない
花粉症レーザー治療とは「花粉症の完治」が目的ではありません。
いくらレーザーでしてみたところで
アレルギー体質は以前のまま。
この事を最初に理解しておくべきです。
どういう事なのかというと。。。
効果があるとしても鼻の粘膜に対してだけであり、
「目がかゆい」というのは変わらないということです。
この点を勘違いすると「効果なし」と感じることは100%です。
あくまでもレーザー治療は
花粉症の全体的治療の一つという形で実施すべきものであって
決して万能な治療法ではないのです。
◆人それぞれ効果は違う?
実はレーザー治療というのは、
効果のある人と効果のない人が両方います。
効果のある人は全体の6割から8割だと言われています。
このことは事前にきちんと説明があります。
また。。。
治療回数も1回の治療で効果を実感できる場合もあれば、
2回目で効果を感じられる場合もあります。
レーザー治療する前に自分に効果が出るかどうかがわかるのかというと。。。
耳鼻科の先生が言うには
「やってみないとわからない」とのこと。
◆効果があるというのはどの程度なの?
これも非常に曖昧であると言わざるをえません。
というのも、例えば。。。
外での仕事が多いとか、
近くに杉林があるとかいう場合ですと、
レーザー治療の効果というものは、
花粉の少ない場所でのほうが効果が高く感じられることになります。
生活パターンが違う人同士の効果を単純に比較することはできません。
また花粉がすごく大量に飛んでいる時は意味がない。
この場合ですと、マスクをして薬を飲んでも。。。
花粉に反応する体質はそのままですからね。
レーザー治療も同じく効果を感じられない状態です。
しかし、確実にレーザー治療をやることで
症状はかなり楽になる場合も多いのは事実です。
花粉症ですと鼻詰まりに悩まされて眠れない時もありますが、
レーザーを受けることで、はながスースー通るようになるだけでも
以前とは段違いに違うと感じる人もいるのです。
◆効果の持続性について
レーザー治療という響きは、
なんだか永久的に効果が持続しそうな感じがします。
しかし、効果があったとしても1から2年位です。
効果がなくなってきた時には再び治療が必要となってきます。
◆治療をする時期についても効果への影響が出ます
あまりにアレルギー反応がひどいということで、
ピーク時に病院に行ってもレーザー治療はやってもらえません。
というのも、鼻の粘膜から鼻水がかなりの量でていますから、
上手くレーザーで粘膜を焼くことができないのです。
上手く焼けないのならば、当然効果もよくありません。
ですから効果を引き出す時期としては
花粉症の症状が出る前にやらないといけません。
治療時がピーク時に近くなるほど効果は薄まる可能性があるということです。